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現状レポート

取材第20回-1週目 知多学園 松籟荘[施設長]佐々木 仁美さん

子どもたちの将来を考えて、親御さんとの復縁も含めて、長期的な支援を行なっています

知多学園 松籟荘[施設長]佐々木 仁美さん

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知多学園 松籟荘は、社会福祉法人知多学園によって、運営されている児童養護施設です。昭和21年戦災孤児のための施設として始まった知多学園は、知多半島を中心に、特別養護老人ホームやデイサービスセンターといった高齢者向け施設、こども園、児童養護施設などを複数の事業所を運営しています。松籟荘は昭和50年2月に開設、常滑の地で40余年に渡って、運営を続けています。大舎制の施設として長らく運営されてきましたが、社会の変化に伴うより家庭的な支援を行なうために、平成17年4月より小規模グループホームケア「YOU・I」(男子定員6名)、平成21年9月より地域小規模児童養護グループケア「前山児童ホームゆう愛」(女子・幼児定員6名)を開設し、より一人ひとりの子どものニーズに合わせたサポートを提供できる体制を整えています。本体は、男子ユニット(定員12名)・女子ユニット(定員12名)の2つのユニットで構成され、定員36名の施設です。
いずれも、できるだけ家庭に近い、家庭的な雰囲気の中、子どもたちそれぞれが心から安心して生活を送れるよう、サポートしています。例えば、旅行や買い物などの外出も施設全体で行うのではなく、各ユニット毎で子どもたちとスタッフが相談しながら、できるだけ一人ひとりの希望に沿えるようにしています。ユニット・グループ毎にスタッフを配し、日々の暮らしの中で、家族のようなコミュニケーションがとれる生活環境を整えています。

当施設では、地域の方々との交流を大切に、地域に根ざした・開かれた施設でありたいと考えています。具体的には、平成21年の地域小規模児童ホーム立ち上げ時から、地域のスポーツ教室や常滑市の無形伝統文化財に指定されている「矢田万歳」などに参加しています。参加するのは子どもたちだけでなく、スタッフも積極的に参加し役割を担うことで、地域の方々との繋がりができ、より地域の方々と密接なコミュニケーションを取れるようになったと感じています。また、中高生のボランティアを受け入れています。その際、施設の概要やスタッフの仕事の説明に加え、施設で暮らす子どもたちは“当たり前“のことが“当たり前”でないということ、今おかれている環境に感謝してほしいということを伝えています。

知多学園の学園理念は、「安心・信頼・人財」です。子どもたちにとって、「のんびりお家みたいにくつろげる」場所を作っていくためには、スタッフが心地よく働くことができる場所であることが大切です。松籟荘では、今、2名のスタッフが育休中です。私自身も2度育児休暇を取得し、子育てしながら仕事を続けてきました。自分の子どもを育ててみて初めて気づくことも沢山あります。だからこそ、子どもを育てながらも働くことができる職場でありたいですね。幸い、知多学園には、スタッフが職場復帰しやすいように早朝から深夜まで預けられる託児所が用意されています。育児中のスタッフが赤ちゃんを連れて遊びにくると、「私もいつかお母さんになりたい」と話してくれる子もいます。施設で暮らす子どもの中には、愛情が行き届いていない環境で育ってきた子も少なくありません。だからこそ、家庭的な温かさを感じさせてあげたいと思います。

また当施設では、施設を巣立っていく子への退所支援や家庭復帰に向けてのケアにも力を入れています。施設を出た後も、何かあったら相談できる関係性作りを大切にしています。また、子どもだけでなく、子どものお母さんや保護者の方の相談にも積極的にお応えしています。例えば、いくら親子と言っても、離れていた時間が長くなるとなかなかうまくコミュニケーションが取れないこともあるでしょう。そんな時、一時保護やレスパイトを活用することもできます。子どもとお母さんがうまくやっていけるように、お互いによい距離感でいられるように、家庭の再構築のサポートをできればと考えています。


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※掲載されている情報は、2018年9月現在の情報となります。

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