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現状レポート

取材第23回-3週目 児童養護施設 風の色 [児童指導員]近藤 篤志さん

子どもたちがのびのびと、やりたいことに挑戦できる場を作ってあげたい。

児童養護施設 風の色 [児童指導員]近藤 篤志さん

児童養護施設 風の色 [児童指導員]近藤 篤志さん

風の色で児童指導員として働き始め、今年の4月で5年目となります。私が児童養護の仕事に興味を持ったのは、大学3年生の時、愛知県で開催された全国児童養護問題研究会に参加したのがきっかけです。そこで、児童養護の関係者の方、児童養護施設を退所された方の話を聞き、児童養護の実態を初めて知りました。大学進学率の低さ、就職の難しさなど退所した後にさまざまな困難があることを知り、施設で生活している間に何とかしてあげられないか?と強く感じました。もともと、福祉系大学の社会福祉学科に進学し、社会福祉士を目指していたのですが、自分の中に児童養護に関する問題意識・強い興味が生まれ、児童養護の分野で働きたいと思うようになりました。

児童養護施設の見学やボランティアをする前は、施設で暮らしている子どもたちは、虐待を受け心に傷を負っている子、そしてそれが問題行動に繋がっている子が多いというイメージを持っていました。しかし、実際に子どもたちと触れ合って見ると、一般家庭の子どもと何ら変わりがありません。授業参観などで学校で過ごしている姿を見ても、他の子と同じなんです。心に闇を抱えている子が多いだろうと思っていたけれど、そういう子ばかりじゃない。実際に子どもたちと過ごすことで、自分自身が先入観を持っていたことに気づいたんです。

大学時代のゼミの先生と交流が続いていることもあり、母校の学生さんとお話しをする機会も時々あるのですが、その中でも「イメージと違った」と言われることが多々あります。また、私の話を聞いて、「実習に行ってみたい」「興味を持ったので、自分でもっと調べたい」と言ってもらえることもあります。だからこそ、こんな施設があるんだよ、こんな問題を抱えているんだよということを知ってもらうことが大事であり、こちらからも積極的に発進していくことの重要性を感じています。また、児童養護の興味のある学生さんは、施設の見学やボランティア、研究会に参加することで、児童福祉の実情を知ってもらう機会になればと思っています。私の卒論テーマは、「児童福祉の自立支援」だったのですが、卒論執筆に当たり、母子支援施設にボランティアに行ったり、子どもたちそれぞれが抱える困難の背景を知ったり、制度の不足を感じたりしたことが、今の仕事にも繋がっています。

特に力を入れて取り組みたいと思っているのが、子どもたちの自立支援です。風の色では、“ライフトレーニング”といって、子どもたちの自立を促すプログラムが用意されていて、ひとりひとりに合わせた自立に向けての支援を行っています。ここを巣立った後の生活を見据えた支援に携われること、自分がずっとやりたかったことができ、とてもやりがいを感じています。施設で暮らす子どもの中には、家庭復帰する子もいれば、施設からそのまま自立していく子もいます。それぞれの子がここを巣立った後に困らないように支援してあげたいですね。また、何か困ったことがあった時には、いつでも私を頼ってもらえるように、子どもたちとの信頼関係を築いていきたいと思っています。

この仕事について1年目の時、似顔絵を描いてくれた子がいたんです。その似顔絵がよく似ているんですよ。とてもうれしくて、今でも部屋に飾っています。なんといっても、子どもたちが楽しそうにしていること、子どもたちの笑顔が見られることが、日々の原動力になっています。これからも、子どもたちの笑顔を、日々の成長を見守っていきたいですね。



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※掲載されている情報は、2019年1月現在の情報となります。

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