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現状レポート

取材第24回-3週目 児童養護施設 慈友学園 [児童指導員]長谷川 志郎さん

自分が受けたご恩を、皆さまへ返して行きたい

児童養護施設 慈友学園 [児童指導員]長谷川 志郎さん

児童養護施設 慈友学園 [児童指導員]長谷川 志郎さん

慈友学園には各階に2つ、合計4つのユニットがあります。各ユニットの担当職員にはユニットリーダーがおり、さらに各階にフロアリーダーが配属されており、私は児童指導員として、2階のフロアリーダーを行っています。

私は自身の病気療養のために一度慈友学園を離れています。新卒から18年つとめた慈友学園を離れる時には、当時施設にいた子どもたちを最後まで支援できなかった、裏切ってしまったのではという気持ちでいっぱいでした。その後、病気はよくなりましたが児童養護ではなく、介護の仕事を4年ほどしていましたが、園長先生からお声がけいただいたことをきっかけに、2年前にこちらに戻ってきました。

母親がケアワーカーの仕事をしていたこともあり、その影響から、社会学部へと進学。もともとスポーツが好きだったこともあり、男子ばっかりの慈友学園なら自分の個性を活かしながら、子どもたちを支援できると思い、慈友学園で児童養護の仕事につきました。一度退職した後、介護の仕事についたのは、同じ“人”を支援する仕事をしたいと思ったからです。しかし、介護の仕事は、児童福祉とは違い服の着脱や車椅子の押し方などのさまざまな技術の習得も必要でした。もちろん、あらゆる技術を習得したのですが、根本的な部分での支援の違いに気づきました。それは、これからの未来を担う子どもへの支援と、今の状態をどう維持していくか?が課題の高齢者の介護は全く目的が違うという事です。介護職の時にも、養護施設を卒園した児童とのつながりは続き、支援しているはずの自分が、子どもたちから力をもらうことも多々ありました。そうしているうちに、やはり自分は、子どもたちの成長の支援をしていきたいと考えるようになっていきました。その時、卒園した子どもたちの後押しがあった事も、施設へ戻るきっかけとなっており、とても感謝しています。

私が児童養護を離れていたこの5年ぐらいで、児童福祉もおおきな転換期を迎えているように感じます。以前と、支援の方法や内容が変わってきたと感じておりますので、今後も日々勉強をしながら子どもたちやスタッフを支えて行ければと考えています。

この仕事はすぐに結果が見えない仕事です。結果や見返りを求める仕事ではない、と言ったほうがいいのかもしれません。それでも卒園した子が時々遊びにてきてくれたり、「あの時こんな事があったね」と一緒に思い出話ができるようになる。また、自分を頼ってくれたり、時には自分を支えてくれる時もある。このような時にはこの仕事をやっていて本当によかったと実感できます。慈友学園に電話をしてきてくれて、僕が復職した事を聞いて泣いてくれた子、結婚式に呼んでくれた子、1人ひとりとじっくり向き合ってきたからこそのご褒美かもしれません。

今後は、子どもたちの自立に向けた支援に力を入れて行きたいです。子どもたちそれぞれが自分の望む進路へ進めるように、行きたい学校・就きたい職業につけるようにはどうしたらいいか?を考え、きちんと施設にいるときに何をしておくべきであるかなどを考えて、導いていきたいと考えています。
今、僕がここにいられるのは子どもたちや、もう一度声をかけてくださった園長先生のおかげです。だからこそ、卒園生や今施設にいる子どもたちや一緒に働く職員の人たち、慈友学園に関わる皆様に感謝し、“恩返し”をしていきたいと思っています。



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※掲載されている情報は、2019年3月現在の情報となります。

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