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現状レポート

取材第11回-2週目 慈友学園[児童指導員・特別指導員]加藤大輝さん

特別ではない、ありのままの子どもたちの成長を見守っていきたい

慈友学園[児童指導員・特別指導員]加藤大輝さん

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大学を卒業後、平成23年に慈友学園に就職しました。現在は、児童指導員・特別指導員として、子どもたちの生活全般をはじめ、運動・スポーツに関する指導に携わっています。

学生の頃から、小・中学校の先生など子どもに関わる仕事に就きたいと漠然と考え、福祉系の大学に進学しました。その後、大学3年時にフィールドワークの一環として、幼稚園・保育園でのアルバイト・ボランティアをしていた時に、養育里親をやっている方と出会い、初めて児童養護の世界を知りました。もっとこの世界のことを知りたいと思い、様々な児童福祉施設を訪問しボランティアをさせてもらったり、養育里親の方に合ってお話を聞いてまわりました。そのような経験を積んでいく中で、自分は教壇に立って教えるよりも、子どもたちと一緒に遊んだり考えたり、共に生活をしていく中で子どもたちをサポートしていきたい、児童養護施設の先生になりたいと考えるようになりました。その後、とあるファミリーホームにて補助員として2年ほど従事し、養育者を支援する里親・家庭養護の会「虹の架け橋」を通じて知り合った方のご紹介で、慈友学園で働くこととなりました。

実際に児童養護施設の職員として働いてみて思ったことは、自分自身が子どもたちに過剰な期待をし過ぎていたということです。はじめの頃は、施設で暮らす子どもたちを“子どもってこういうものだ”という自分の理想の枠にあてはめようとし、現実とのギャップに心が折れそうになっていました。子どもって大人が思うほど、従順じゃないし、素直じゃないし、まっすぐじゃない。木の登るな!と言うともっと登るし、注意すればするほどやるんです。でも注意する時に、「あっ、木に昇るんだ」という冷めた言い方をすると昇らなくなったりするんです。だから、子どもたちへの話し方ってとても大切だなと感じるようになりました。今では、子どもたちのありのままを見えるようになり、よりかわいいと感じるようになりました。施設にいる子どもたちはみんな特別な子じゃないんです。一般の家庭の子どもと変わらないふつうの子どもたちです。施設にいるからってそんなに可哀そうなわけじゃない、そんなに差はない事をみなさんにも知って欲しいですね。

児童養護施設の一日の仕事は、とにかくやる事が多いですね。子どもたちへの指導はもちろん、掃除・洗濯・片づけなどの日常業務に追われる毎日です。子どもに直接関わる時間が少ないのも悩みです。先日とある子どもを注意したのですが、全然僕の話を聞いてくれないし、聞こうとしないんです。後から考えてみたら、その子とは2年間一緒に生活してきたのに、面と向かってじっくり話をしたのは、その時が初めてだったんです。こんな状況では、子どもだって自分の話を聞きたくないし、聞いてくれるわけがない。もっと子どもとのふれあいを大切にしなくてはと気づかされた出来事でした。もっと子どもたちに寄り添い一緒に生活していきたい。子どもが自分を必要としている時に傍にいてあげたい。子どもたち一人ひとりと関わる時間をもっと大切にしようと心がけています。そして子どもたちと一緒に自分も成長していきたいですね。

他には、学生ボランティアの受け入れの担当をしています。児童福祉や児童養護施設での仕事に興味がある学生さんは、ぜひボランティアを経験してみてください。自分自身もボランティアを通じて多くの経験を得ることができ、また実際の児童福祉・児童養護を肌で感じられました。この仕事はやりがいがありますが、大変なことも少なくありません。理想と現実のギャップに悩むこともあります。だからこそ、実際の仕事を体験し、子どもたちのふれあいを通して、現実をみつめて欲しいと思います。


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※掲載されている情報は、2017年2月現在の情報となります。

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