児童福祉の架け橋

愛知県の児童福祉施設ポータルサイト

  • サイトマップ
  • お問い合わせ

現状レポート

第5回 光輝寮

「仏(明るく)法(正しく)僧(仲良く)」を生活の指針に、できる限り家庭に近い温かい雰囲気を大切して、 大舎を運営しています。

施設の詳細ページはこちらから

光輝寮[施設長]神谷 常憲さん

光輝寮 神谷 常憲 施設長 社会福祉法人 光輝会が運営する児童養護施設の光輝寮は、私の父である神谷常俊がたちあげました。昭和23年の児童福祉法施行による里親制度にて里子養育に取り組み、その後、社会福祉法人光輝会および光輝寮が設立されました。平成10年の児童福祉法の改正で、児童養護施設に変わり、現在は34名(定員50名)の児童が生活を共にしています。 仏教の教えを基本理念とする光輝寮では、大勢の子どもたちを職員全員で見る大舎制の施設として、大舎ならではの大家族のような家庭的で温かい雰囲気をつくっています。 長年の施設運営で培われてきた文化を大切に、子どもたちが安心して楽しく暮らせる施設運営を心掛けながら、子どもたちの将来の自立に向け一人一人に合わせた支援をしています。また、大勢での集団生活を送る中で、子どもたちそれぞれが社会生活のルールやマナーを身につけられるよう、職員全員で指導しています。

心理相談室リビング学習室 左:心理療法室。木をふんだんに使い、落ち着いた雰囲気を大切にしています。 中:遊戯室。TVを観たり漫画を読んだり、子どもたちが思い思いに過ごす、憩いの場です。 右:学習室。宿題や自主学習はこちらで。常時1名以上の職員が同席し、学習指導を行います。

光輝寮[副寮長]山本 浩二さん

光輝寮 副寮長 山本 浩二さん ★子どもたちの成長を温かく見守っていきたい
光輝寮では、副寮長並びに総務事務の仕事をしています。もともとはパソコンのソフトを売る会社に勤めるサラリーマンをしていました。光輝寮の施設長より「うちで働かないか」と声をかけて頂いたのが、この仕事に就いたきっかけです。当初は児童福祉に関する資格はなく、事務員として入りましたが、実務経験を積み、児童指導員の資格を取得しました。今では総務事務の仕事はもちろん、副寮長として勤務しています。 光輝寮の魅力は、大舎の特性を活かしたアットホームな雰囲気です。「学校から帰ってきてもみんながいるから楽しい」と話してくれる子どもたち。年上の子どもたちが小さな子どもたちのお世話や遊び相手をしてくれる、そして小さな子どもたちも「お兄さん、お姉さん」と年上の子どもたちを慕う姿はまさに「大家族」のようです。私たち職員も子どもたちの「お父さん、お母さん」として子どもたちが安心安全に暮らせる施設づくりを目指しています。

光輝寮[児童指導員]伊藤 美有さん

光輝寮 児童指導員 伊藤 みゆさん ★大切な時期だからこそ、そばで成長を見守りたい!
大学の社会福祉系学部を卒業後、今年の4月から児童指導員として光輝寮で働き始めました。大学の実習時に光輝寮で実習させて頂いた事がきっかけです。最初は児童福祉に携わるのは「不安だ」と避けていた部分もあったのですが、光輝寮での実習を経て、幼少期は子どもたちにとても大切な期間であることを実感して、子どもたちの大切な時期に関わっていきたいと気持ちが変わりました。 光輝寮では、大勢の子どもたちを職員全員で見る大舎制で施設を運営しています。実は他市町村の小規模ユニットの施設も見学させていただいたのですが、大舎ならではの指導に共感し、光輝寮を選びました。まるで大家族のような雰囲気。例えば、上級生が小学校低学年の子や幼児の子たちのお世話を自然にやってくれること、また小さな子どもたちも上級生をお兄ちゃん・お姉ちゃんと呼びなついている姿を見ると大舎制の良さを実感します。 この仕事の大変さは仕事に就く前から想像がついていたのですが、実際に働きだしてみると一年目の今は、とにかく覚えることがいっぱいで、目の前の業務に追われているうちにあっという間に一日が終わる…そんな日々を過ごしています。また、より細やかなケアをするために、職員は担当の子どもを持ちます。これは実習生の時には体験出来なかったのですが、担当の子の保護者の方への連絡も行います。担当の子が何か出来るようになったら自然と「お母さんに伝えてあげよう」と思うようになり、子どもたちの動きをよく見ることを心掛けるようになってきました。 子どもたちはひとりひとり違います。また毎日毎日が変化の連続で、職員はそれに柔軟に対応しなくてはなりません。子どもたちにあった生活が出来るよう、まだまだ毎日が勉強!発見の日々だと感じています。

光輝寮[栄養士]重田 弥生さん

光輝寮 栄養士 重田やよいさん
★食事はみんなにとって楽しみな時間。食を通じて、子どもたちの成長の手助けをしています。
光輝寮で子どもたちの食事の献立の作成・おやつの準備や配膳など食に関する業務を中心に行っています。子どもの頃、将来の夢は保育士だったのですが、中学生の時に栄養士という職業を知り、食に携わる仕事をしたいと栄養士への道を進みました。就職の際に、子どもと関わる仕事をしていきたいという思いから、光輝寮へ就職しました。栄養士として働き始めて1~2年の間は、献立作りやカロリー計算等の業務に精一杯でしたが、しばらく経つとカロリーや栄養面だけでなく、本当に子どもたちのための食事って何だろう?と考えるようになりました。 そしてある時ふと、この施設には食の細い子が多いことに気がつきました。子どもたちが美味しく、たくさん食事をとれるために何か方法はないか?と考えたところ、体を動かした方がいいのでは?と思い、みんなで一緒に体を動かそうと「縄跳びクラブ」を始めました。その縄跳びクラブは今でも続いています。また、子どもからシチューをお椀ではなくカレー皿で食べたいという話を聞いて、次にシチューを出す時にはカレー皿によそって出しました。大舎では小舎や一般の家庭のように「これを食べたい」といった子どもの希望をすぐに献立に反映することは難しいのですが、すぐに取り入れられる事はすぐに取り入れます。 このように子どもたちに寄り添い、ちょっとした希望をかなえてあげることで、体や心のきめ細やかなケアを心掛けています。 食を通じて子どもたちと一緒に生活をし、子どもの成長を見守っていきたいです。

光輝寮[保育士]鈴木 藍さん

★やっぱり光輝寮で働きたい!その思いで再就職
私が保育士を目指したきっかけは、高校生の時にスーパーのレジでアルバイトをしていた時の出来事があったからです。レジでいつもなかなかお菓子を出してくれない子どもさんがいたのですが、私がその子に話しかけるようにしたらお菓子をすぐに差し出してくれるようになったんです。その時、子どもって与えた愛情分気持ちを返してくれるんだなと感じ、それをきっかけに保育士を目指すようになりました。 実は私は一度光輝寮を退職しているんです。親の体調不良で実家に戻るためでした。数年後、再就職を考えた時、実家近くの児童養護施設も検討したのですが、やっぱり光輝寮でもう一度働きたい!との思いが強く、光輝寮に再就職させてもらいました。光輝寮の子どもたちの素直さ、温かみのある雰囲気が好きなんです。 今の担当は、受験生二人と幼児の子たちです。子どもたちが社会に出て自立して暮らしていけるように、本人の希望に合った進路を一緒に考えています。施設にいる子どもたちの中には、勉強ができる環境にいなかった時期のある子もいます。本人の希望に沿えるか心配な時もありますが、適正も踏まえた上で子どもたちが将来の夢に向けて進んでいけるようにアドバイスしています。 日々の業務で子どもたちと触れ合う中で、いつも光輝寮に戻ってきて良かったと感じています。例えば音楽会等で子どもたちの成長を見ることで感動を覚えることも。子どもとの日々の関わりの中にこそ学ぶことが多いと実感しています。

遊戯室1Fホール1F廊下 左:3Fホール。ギター教室など、クラブ活動に使われています。ピアノの練習も可能です。 中:1Fホール。週に1度、外部講師の方の空手教室も開催されます。 右:1F廊下(玄関そば)。光輝寮で実習やボランティアを経験した学生・留学生からの手紙や色紙です。 職員室 指導員部会の様子。施設内での行事や子どもたちの進路についてなど、活発な意見交換が行われます

【取材後記】

光輝寮さんを取材させていただき一番に感じたことは、施設長の神谷さんをはじめ皆さんが光輝寮をとても大切にしているということです。すべての職員の方が児童養護施設で働きたいという事ではなく、光輝寮で働きたい!とおっしゃったその言葉には、施設長の神谷さんのお人柄はもちろん、その周りにいる職員の皆さん、そして子どもたちの人柄があらわれているのでしょう。施設の中を歩いていると、まるで大家族のような家庭的なぬくもりを感じました。 子どもたちが受け取った賞状を壁一面に貼っている場所。ずらりと並んだ賞状をひとつひとつ説明してくれる職員の方の言葉から、頑張っている子どもをみんなで応援してあげようという思いが伝わってきました。 また、普通、大舎では家庭用の冷蔵庫を使う事がなく、子どもたちが家庭や小舎では出来るはずの経験が出来ないのではという思いから、食堂に冷蔵庫を配置して使い方等が学べるように工夫されていました。大舎でも工夫次第で小舎でしか学べない事も学べるんだなと感じました。 光輝寮さんの取材は、まさに家庭的な温かさ溢れる大舎の良さを実感した一日でした。



botan2

※掲載されている情報は、2016年2月現在の情報となります。

新着情報

テーマ

月別