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現状レポート

第9回-1週目 梅ヶ丘学園[施設長]中屋 浩二さん

地域の人達との繋がりを大切にして
温かな心を持てるように育って欲しい

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梅ヶ丘学園[施設長]中屋 浩二さん

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社会福祉法人愛知玉葉会が運営する梅ヶ丘学園は、昭和34年9月に虚弱児施設として開設。その後平成10年、児童福祉法改正により、児童養護施設へと移行しました。平成17年には、それまでの大舎制から中舎制へと移行し、現在、幼児・女子・男子×2の合わせて4つのホームからなる施設です。今後は、平成27年からの家庭的養護推進計画に基づき、15年間かけて、家庭的な雰囲気に近い小規模グループケアや地域小規模児童養護施設の設置を目指しています。

私たち梅ヶ丘学園では、ある程度子どもたちの生活ルールや行事のことなど、ホームの担当職員と子どもたちに裁量を持たせ、話し合って決めています。大人があらかじめ決めたルールや企画を押し付けるのではなく、子どもたち自らが考え、行動できるように支援することで、子どもたちの主体性や意思を尊重しています。このことが担当する職員のやりがいにも繋がっていると思います。

また梅ヶ丘学園では、「安全委員会方式」を導入しています。愛知県管轄の児童養護施設としては、この方式を取り入れた3番目の施設であり、学園の特徴の一つであると言えるでしょう。導入するかの検討当時は、施設の中で大きな暴力がなく比較的落ち着いた運営を行っていたこともあり、積極的に賛成する職員は多くありませんでした。しかし子どもたちを取り巻く状況がいつどのように変わるかは誰にもわかりません。ホームで暮らす子どもたち皆が安心安全に暮らす場を確立するチャンスとして、研修や議論を重ねながら導入に至りました。
安全委員会のメンバーには児童相談所の所長、学校の校長先生、地域の区長さんや児童委員の方に入って頂き、子どもの暴力や職員の処遇を巡って意見を伺います。その結果、児童相談所や地域との繋がりがより増え、施設や子どもたちを応援してくれていることを感じる機会も増えました。
子どもたちにもたくさんの人たちに支えられている事を実感して欲しい。そして人との繋がりを大切にし、生きていってくれればと思っています。

中高生の子どもたちから「楽器の演奏をやりたい」と要望があったことから、楽器をそろえ、楽器演奏の経験を持つ職員と練習をしています。また、いつもお世話になっている地域の公民館や近隣施設、当法人の老人や障がい者施設を訪問し、お披露目する準備も始めています。このような経験のひとつひとつが子どもたちの達成感と自信に繋がるはずです。子どもたちには、一生懸命やって出来た!という充実感を沢山体験して欲しいです。その機会をつくる事も、私たち職員の役割だと思っています。

私自身の話になりますが、この仕事に就いたきっかけは、前職の仕事で人間関係のおもしろさを経験したからです。職場の人とうまくいかない事があった時に、自分が変わらないと相手も変わらないということに気づきました。自分が変わると相手も変わる。その時、人間関係って面白いなと思い、25才の時に夜間の福祉大学へ入学しました。そしてボランティアサークルでの経験から児童福祉の道へ進み、児童指導員になりました。当時は男性の児童指導員は少なく、また大勢の子どもがいる中で、子どもたち一人一人とじっくり関わることができずに、ただ慌ただしく過ぎていく毎日に虚しさを感じることもありました。だからこそ、職員や子どもたちひとりひとりの意見を大切にしたいと考えています。
子どものことを指導する職員は、きちんとした関係性が子どもとの間で築かれていなければなりません。そうでなければ指導に力が入れば入るほど反発を招き、施設は崩壊していきます。規律と受容のバランスがとても大切なのです。どうしたら職員と子どもとの関係を築けるようになるのか。その関係を築くための舞台設定やしかけを作っていく事が、この仕事におけるおもしろみのひとつだと思います。

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※掲載されている情報は、2016年6月現在の情報となります。

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