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第8回-3週目 名古屋文化キンダーホルト[児童指導員]肥後 敬さん

「子どもたちの心に入る時には、ノックをしなさい」という先輩からの言葉を大切にし、子どもたちと日々向き合っています

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名古屋文化キンダーホルト[児童指導員]肥後 敬さん

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僕が児童福祉の仕事についたきっかけは、高校の担任の先生です。高校時代、自分に何か向いているのか分からず悩んでいた時に、人と接することが好き・得意なのだから「子どもに関わる仕事」についてはどうかと勧めてくれました。高校卒業後、保育短大に進学し、2年次の実習で名古屋文化キンダーホルトにお世話になり、児童福祉という仕事があることを初めて知りました。児童福祉の仕事には、保育士資格で就業することは可能ですが、先輩の指導員の方に、もっと福祉について専門的に学んだ方が良いとのアドバイスを頂き、さらに2年間福祉に関する専門知識を学ぶため、福祉系大学の3年次に編入しました。大学卒業後、新卒でこちらで働きはじめ、今年の春で4年目になりました。今は、高校3年生~小学4年生までの学童部の男子5人を担当しています。また小・中・高・大学とずっとテニスを続けていました。その経験を活かして、本校では子どもたちに卓球の指導もしています。

仕事に就いたばかりの1年目の頃は、とにかく日々いっぱいいっぱいで子どもとぶつかることが多かったのですが、今は、怒るのではなく子どもに分かる言葉で伝える、何がいけないのか、一つ一つ掘り下げて意味を伝えるように話すことを心掛けています。子どもと密に接する仕事とは、「人の人生を左右する仕事」だと気づいてから、より言葉を選ぶようになりました。ある時、先輩指導員の方に言われた「子どもたちのこころに入る時には、ノックをしなさい」の言葉は深く印象に残っており、相手が子どもであっても、こころに入っていく時は配慮することが大切なんだと教えられました。

この仕事について嬉しかったことは、今、中学2年生の男子が小学校の卒業式の日に「保護者に向けた手紙」を僕宛にくれた時のことです。その手紙には、普段自分がその子に伝えてきたことが書かれていました。自分が伝えてきたことが、その子に伝わっていたということを実感し、気がついたら涙が溢れていました。児童福祉施設で暮らす子どもたちは、親から辛くあたられた体験などから「大人ってこんなものか」と思っている子が多いです。そんな子どもたちに「大人って捨てたもんじゃないな」ということを、ここで生活しているうちに実感して欲しいですね。

名古屋文化キンダーホルトでは、今年の9月に新規に地域小規模児童養護施設を立ち上げることになり、僕もそちらに異動する予定です。今までの集団が中心の生活から、集団に捕らわれない、より「家庭」に近い環境で子どもたちと過ごすことになります。規模が小さくなることで、より子どものニーズに合った支援をしていきたいと思っています。例えば門限。大規模の集団生活では基本的に18時と決められていますが、小規模になれば子ども一人一人に合わせて、相談して決めることが出来ます。門限だけでなく、一緒に暮らしていく上で必要なルールや決め事の一つ一つを、子どもたち自身が話し合って決めていく。子どもたちが自分で決められるように、より多くの選択支を提示してあげたいし、大人のエゴで押し付けてしまわないように気をつけたいと思っています。
子どもに接する仕事はやりがいも大きいですが、大変なことももちろんあります。自分自身が良いコンディションで仕事を続けるためには、気分転換も大切です。僕自身は仕事以外の、趣味のコミュニティに参加しています。仕事関係以外の人と関わることで、色んな価値観や視点に触れるきっかけにもなり、新鮮な気持ちで子どもたちと接することが出来ていると思っています。

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※掲載されている情報は、2016年6月現在の情報となります。

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