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取材第18回-3週目 子どもの家 ともいき[保育士]山下 明子さん

子どもたちとのコミュニケーションを大切にしながら、卒園にむけた支援を行っています

子どもの家 ともいき[保育士]山下 明子さん

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平成24年から、保育士として、こちらの施設で勤務しています。今は、小学生から高校生までがいる学童部の女子グループと、その中の中学生2人・高校生1人を担当しています。

この仕事についたきっかけは、子どものころから保育士に興味があり、高校生の時に児童養護施設というものがあるのを、テレビのドキュメンタリードラマで知ったからです。それまで、保育園や幼稚園しか知らず、大変そうだけどやりがいがありそうだなぁ…と思ったのを覚えています。
その後、進学し、実習先に選んだのが児童福祉施設でした。10日間の実習で、実際の勤務を体験できたことは貴重の経験となりました。実習当初は話してくれなかった子が時間が経つにつれて、少しずつ打ち解けてくれたのが、とてもうれしく印象的でしたね。実習での経験から、児童養護施設で働きたい!と強く思うようになりました。

この仕事をしていてよかったな、とやりがいを感じるのは、子どもたちが自分に一生懸命話しかけてくれる時ですね。学校から帰ってきて、楽しかったこともイヤだったことも、誰にでも話さないだろうことも、私に話してくれる。日々の関わりの中で気づいてきた信頼関係があるんだなとうれしく思います。
もちろん、いいことばかりではありません。時には、「自分のことを見てくれない」と子どもに言われてしまうこともあります。自分では見ているつもりだったけれど、子どもはそんな風に感じていることもあって…ギャップがあるんですね。でも、子どもにとって、私たちスタッフは誰よりも身近な存在で、精神的なよりどころなんです。
施設で暮らす子どもたちは、保護者の前や学校で良い子にしなくちゃいけないとがんばっている子も少なくありません。時には、我慢してきたことを思いきりぶつけられることもあります。しんどいと思うこともありますが、きちんと向き合って話をしていく中で、子どもが前向きな言葉を言ってくれたり、納得してくれたりすると、やっててよかったと思いますね。

子どもの中には、家庭で話を聞いてもらう経験が少なかったことから、自分の気持ちを言葉にするのが苦手な子もいます。うまく伝えられなかったり、嫌なことがあったりすると、思わず手がでてしまうことも。そんな時も、まず時間をかけて話を聞くことでその子に向き合います。あわてずあせらず、その子のペースを大切のしながら長い目で見ていくこと、長期に渡る支援の必要性を感じることも多いです。できるだけ多くの会話をしていく中で、コミュニケーション不足を解消し、自分の気持ちを相手に伝える・相手の気持ちを汲める人になってほしいと思っています。私はもちろん、スタッフや一緒に暮らす子どもたちなど、身近な人と沢山のふれあいの中で、コミュニケーション力を身につけられるように、日常からできる支援を積極的にやっていきたいですね。

学校を卒業して、施設を巣立っていく子どもたちには、社会で自立して生活していけるように、退所支援を行っています。初めての一人暮らしを楽しみにしていた子も、実際にその日が近づいてくると不安から情緒不安定になってしまうこともあります。その子の不安を少しでも解消できるように、それぞれに合わせて些細なことまでサポートするように心がけています。例えば、今まで用意されていたシャンプーなどの日用品も自分で買わないといけません。新生活がスムーズのスタートできるように、一緒に買い物に行く、引越しに立ち会う、銀行口座を作成する、通勤路の確認など、些細なことも1つずつ丁寧にフォローすることで、精神的にもサポートしています。
また、わからないことや困ったことが出て来た時には、いつでも“頼っていい”ということを伝えています。実際に社会に出てみると、いろんなことが起こります。トラブルに巻き込まれてしまうこともあるかもしれません。そんな時、一人で抱え込まず、すぐに頼ってもらえる・連絡できる関係性を築いておくことが何よりも大切であると考えています。

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※掲載されている情報は、2018年6月現在の情報となります。

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