pj-0002 TABITOへの支援をお願いします。

目標金額
300,000円
募集期間
2026年10月31日 00:00:00まで
現在の支援金額
現在の支援金額未設定
支援人数
支援人数未設定 (10月05日現在)

プロジェクトを作った背景

実働代表・粂知宏の想い


私は、児童養護施設で22年間働いている一人の職員です。
児童養護施設で毎日子どもたちと一緒に過ごし、彼らの成長を見守る中で、たくさんの笑顔に出会ってきました。
でも同時に、ずっと心の中に消えない思いがありました。
それは、施設では昔から、子どもたちに習い事をさせることができないということです。
「サッカーがしたい」「ピアノを習いたい」「スイミングを習いたい」
と言ってくる子どもたちに、
私は何度も「やらせてあげたいけど、ごめん。でも、無理なんだ…」と答えるしかありませんでした。
そうして何人もの子どもたちが、やりたいことができないまま、施設を出て行きました。

子どもの想いを汲みきれなかった才能がある子も、たくさんいました。そんなやりきれない自分が、
嫌で、悔しくて、情けなくて、たまりませんでした。
そして、施設の子どもたちの中には、そもそも高望みをしない子もいます。
口に出すわけではありませんが、「三食ちゃんと食べられて、安心して寝られるだけで十分」と思っている子も
生活の雰囲気などで感じ取れたりもします。
つらい環境から施設に来て、ようやく安心できる場所を見つけた子どもたち。
だからこそ、「自分の気持ちを言える」ことすら、遠慮してしまうのです。
でも、本当にそれでいいのでしょうか?
安定することは大切です。でも、施設の中だけで完結してしまうと、外の世界とつながることができません。
子どもたちには、安定だけではなく、生きる喜びや自己肯定感、そして一歩踏み出す勇気が必要だと思っています。
それがなければ、施設を出たときにつまずいてしまう可能性が大きいと私は感じています。

心を動かされた一人の少年
そんな葛藤を抱えていたある日、一人の男の子が、私に大きな気づきを与えてくれました。
小学3年生の男の子が、私のところに来てこう言ったのです。
「俺、サッカーのクラブチームに入りたい」
最初は、いつものように「無理だよ」と答えました。でも、彼は諦めませんでした。
何度も、何度も、私のところに来ては、同じことを言いました。
その時、ふと気づいたんです。
「俺は、この子のために、何もしていない」と。
彼の想いを聞くだけで、何も行動していない。ただ「無理だ」と言って、諦めさせているだけだ。
そこで私は彼に言いました。
「うちの施設で習い事をしたいなら、かかる費用すべて自分のお金で賄わなければならないよ。
月謝、年間費、ユニフォーム代、保険代、とか…。それが唯一習い事をさせられる方法だと思ってる。」
彼は、少し考えた後、決意した表情で言いました。
「じゃあ、俺、お小遣いを貯める」
そう言って彼は小学4年生の途中から、5年生の終わりまでの約1年3ヶ月、
サッカーを習うためにお小遣いを一切使わず、全額貯金しました。
友達が駄菓子を買っているときも、欲しいものがあっても、我慢しました。
そして、ついに、1年間サッカーができる費用を貯めることができたのです。

私は彼がお金を貯めている間、『習い事のルール作り案』を作り会議で承認を得れるように進めていきました。
うちの施設が習い事をさせたくてもさせられない事情も長く働いているので良くわかっています。
施設も家庭と一緒で台所事情があります。金銭面はとてもシビアな問題です。
また特例を許してしまうと僕も私もとなり、たくさんのこどもが習い事をしたいといい出します。
1人だけ習わせるならどこの施設だってやらせられると思います。
みんな平等にとなると簡単にやらせられないのが現状なのです。
ただ通うだけの習い事ならまだいいのですが、サッカークラブとなると土日の試合会場まで
送って行く職員も必ず配置しないといけないという人員的な問題も出てきます。
そういった問題と職員の覚悟も必要となり全てクリアしていく必要がありました。
何度か話し合いを重ねた末、許可がおりることになりました。

努力の末掴んだ少年の願い
そして小学6年生の4月からようやくクラブチームに入ることになったのです。
たった2ヶ月後。
ジュニアユース(中学生のチーム)の視察が来ている試合で、彼のプレーが目に止まりました。
「中学生になったら、うちのチームに来てほしい」
オファーを受けたのです。
約1年3ヶ月お小遣いを我慢して貯めて、たった1年間しかプレーできなかった。
でも、彼は、その1年間で、自分の可能性を証明したのです。
彼の表情が変わりました。自信に満ちた顔。「やればできるんだ」という自己肯定感。
そして何より、サッカーをする喜び、生きる喜びを感じている姿がそこにはありました。

このエピソードを経て、私は1つ思ったことがあります。
もし、彼がサッカーをする機会を得られてなかったら?
彼の才能は、誰にも気づかれないまま、埋もれていたんじゃないか…と。
これは彼だけの問題ではなくこの先全ての子どもたちがぶつかる問題になります。
小学校の部活動はすでに外部委託され活動が週に1回に縮小されています。(地域によって異なります)
令和9年度からは中学校の部活動も外部委託されるので活躍する場の確保が難しくなるのではないかと感じています。
だから私は決めました。
もう「無理だよ」とは言わない。
子どもたちに、可能性を開く「機会」を届けよう、と。
そしてその想いを形にするために、NPO法人「結TABITO」を立ち上げることにしました。

支援の現場が抱える様々な課題

なぜ支援が必要なのか


日本の子どもの約9人に1人が貧困状態。これは約200万人にのぼります。
その中には、児童養護施設で暮らす約23,000人の子どもたちや、経済的に困難な家庭で育つ子どもたちが含まれます。

「やりたいことがあるのに、お金の面で諦めざるを得ない」
そんな子どもたちが、私たちのすぐそばに数多く存在しているのです。
実際に、世帯年収300万円未満の家庭では、約7割の子どもが習い事をしていません。

こうした現状を受けて、2024年度から、国は児童養護施設の子どもたちに月額5,000円の習い事支援を開始しました。
しかし、スポーツ・文化活動の月謝は8,000円〜10,000円程度かかります。
国の支援だけでは足りず、残りの3,000円〜5,000円は施設や里親が負担しているのが現実です。

制度はあっても、支えきれていない。
こうした経験を繰り返すうちに、子どもたちは自信を失い、夢を諦め、将来の選択肢が狭まっていきます。
これは能力の問題ではありません。
環境が、子どもたちの可能性を狭めているのです。
だからこそ、今この支援が必要です。

解決策 結TABITOからのメッセージ


私たちは、すでに行動を始めています。
今も、仲間たちとお金を出し合い、一人の子どものサッカーを支えています。
でも、この輪をもっと大きくしたい。
一人でも多くの子どもたちを、支えたい。
児童養護施設で働く中で、私は子どもたちの考えや感覚をより良い方向へ変えられたらと思って向き合い続けてきました。
そして今、私たちがやろうとしていることは、
子どもたちの人生の「新たな道を切り開く」機会をつくることです。
スポーツ、文化、体験活動。
その一つひとつが、子どもたちの人生を変える力を持っています。

あなたの3,000円が、子どもの1ヶ月の習い事を支えます。
あなたの10,000円が、子どもに新しい挑戦の扉を開けます。
ただ、それは一人では実現できません。
多くの人の協力、助けが必要です。
子どもたちと共に旅をしませんか?

支援に関する情報

寄付の詳細(目標金額、募集期間)

●目標の金額
300,000円
●募集期間
2026年10月31日 00:00:00まで
●事業開始予定
2026年10月
●その他注意事項

支援金の使い道


皆さまからいただいたご支援は、子どもたちの可能性を広げるために、以下の用途で大切に使わせていただきます。
具体的な使い道
① 事業費 子どもたちに直接届く支援
・スポーツ・文化活動などの習い事費
・備品購入費
・会場費
・保険料
② 人件費
・事務スタッフやアルバイトの人件費
※事業遂行に必要な範囲で運用します
③ 広報・募集費
・チラシやパンフレット作成費
・ホームページやSNS運用費
・次回の寄付募集や認知拡大のための費用
④ 事務・運営費
・事務所家賃
・通信費
・消耗品費
・会計、税務、法務サポート費
透明性の確保
すべての支援金の使途については、定期的に活動報告書で公開いたします。
皆さまからお預かりした大切なご支援を、責任を持って子どもたちのために使わせていただきます。

寄付の方法

以下の支援フォームより、3000円、5000円、10000円から選んで支援できます。
決済手数料(10%)が含まれた金額での引き落としとなります。
【ご注意】
決済画面では、お客様情報のタブは、「自宅に届ける」のままで必要な情報を登録してください。

支援をする

最後に ~私たちの目指す未来~

実現したいこと



私たちは、家庭の経済状況に左右されず、すべての子どもが自分の「やってみたい」を実現できる社会をつくりたいと考えています。

このプロジェクトで届けたいもの


それは、「挑戦できる場」「自分を表現できる居場所」「未来への希望」です。

サッカーでも、ピアノでも、ダンスでも、子どもたちが自分で選び、自分で決められる支援を届けます。
そして、単発のイベントで終わらせるのではなく、継続的に支えることで、子どもたちは挑戦を重ね、自信を育て、自分らしい未来を描けるようになります。
あの日、お小遣いを貯めてサッカーを始めた男の子が、たった1年で才能を開花させたように。
子どもたちは、機会さえあれば、驚くほどの力を発揮します。

この思いを実現するために、私たちは段階的に活動を広げていきます。


【フェーズ1】児童養護施設の子どもたちからスタート
まずは、私たちがもっともよく知る、名古屋市の児童養護施設で暮らす子どもたちへ、支援を届ける活動を目指します。
【フェーズ2】支援を必要とするすべての子どもたちへ
経済的に困難な家庭や不登校の子どもたち、ひとり親家庭など、支援を必要とする、より多くの子どもたちを支えていきます。
地元名古屋から始めて、この取り組みを全国へ。
全国どこにいても、「やりたいこと」を諦めなくていい社会を目指します。
pj-0002 TABITOへの支援をお願いします。
現在の支援金額
現在の支援金額未設定
目標金額
300,000円
PJ達成率
達成率が計算できません
支援人数
支援人数未設定