南山寮

社会福祉法人 愛知育児院

児童福祉施設  定員:55名人

住所
〒466-0835 愛知県名古屋市昭和区南山町5
TEL
052-831-3750
FAX
052-835-7483
HP
http://www.nanzan-v.com
設立
1886/10/6
最寄りの交通機関
地下鉄鶴舞線「いりなか駅」2番出口から徒歩5分
市バス「半僧坊」「南山」から徒歩5分
児童構成(2024年4月1日現在 一時保護は含まない)
現員
就学前児童 6 0 6
小学生 13 8 21
中学生 6 4 10
高校生 5 9 14
その他 0 0 0
合計 30 21 51
職員構成(2024年4月1日現在) ( )非常勤
職名 現員 職名 現員
施設長 1 小規模G職員 9
事務員 1 地域小規模職員 8(2)
指導員 4(1) 特別指導員 0
保育士 5 指導員特別 0
基幹的職員 0 栄養士 1
家庭支援専門員 2 調理員等 3
里親支援専門員 0 委託医 0(1)
個別対応職員 1 看護師 0
心理療法担当職員 1(2) その他 0(2)
自立支援担当職員 1
合計 37(8)
施設形態
本体は中舎ユニット制および小規模グループケアユニット
地域小規模、小規模グループホーム
地域小規模児童養護施設「みなみ」(定員6名)
居室構成と担当の持ち方、構成など
居室構成:幼児中舎ユニット1つ(定員9名)
男女混合縦割り中舎ユニット1つ(定員10名)
男女混合縦割り小規模グループケアユニット1つ(定員8名)
男子縦割り小規模グループケアユニット2つ(各定員8名)
職員の勤務体制
一カ月単位の変形労働時間制
交代勤務制

施設の顔

平成5年4月に保育士として南山寮に入職し、子どもたちの養育に力を注いできました。私が入職したばかりの頃は、子どもたちの衣食住環境を整えることに精一杯の状況で、膨大な家事の量に日々疲労困憊していたことを思い出します。
あれから30年。児童養護施設に求められる役割も大きく変化し、現在は、保育士、指導員の他に、臨床心理士やFSW、自立支援担当職員といった専門職が配置され、子どもの心の傷の回復に向け、チーム一丸となって治療的養育が行われています。この他、市民の方を対象に、育児困難を抱える方への支援として、ショートステイ事業も実施し、地域の子育て支援にも力を入れております。今も昔も、大人の都合で翻弄されるのはいつも、弱い立場である子どもたちです。施設に入所している43名の子どもたちが、安心、安全に暮らせる環境作りに尽力することはもちろんのこと、地域社会で、貧困や虐待に苦しんでいる子どもや、孤立した育児に陥っている保護者が頼れる施設として、努力を重ねていきたいと思います。

施設概要

明治19年10月6日、日本で8番目、そして愛知県初の児童救済施設として、「 愛知育児院 」は創設されました。生みの親は有松絞の紺屋主人であった森井清八氏で、その他にも窮児を救いたいという思いをもつ多くの人が協力して設立に至りました。その後、明治42年に現在地に移転し、名称を愛知育児院 「 南山寮 」 としました。


創立より130年以来の長きにわたり、仏教精神を基盤とし、共に苦しみ、共に喜ぶ、同朋相互扶助の日々を信条として、基本方針に 「 いのちの輝き 」 を掲げ追及してきました。仏説阿弥陀経の一節に、 「 青色青光 黄色黄光 赤色赤光 白色白光 」 という聖句があり、これは 「 それぞれに輝き、それぞれがそれぞれである 」 という意味の教えです。この教えを分かりやすくまとめたものが、「 いのちの輝き 」 という言葉です。


「 いのちの輝き 」 を体験的に学べるよう、お互いの存在を認め合い、尊重し合い、思いやりの精神を基調とした関わり合いを大切にしています。また、子どもたちの豊かな人間形成を願い、「 和顔愛語 」 を大事にし、ささやかながらも暖かで貴重な日々を積み重ねています。

施設の自慢

① 世代間交流
「 愛知育児院 」 には高齢者施設と認定こども園があり、0歳から100歳超まで、幅広い年齢の方々が生活を共にしています。共に暮らす “ お隣さん ” として、世代を超えた交流を大切にしています。
春は施設内の見事な桜を共に見上げ、夏はカキ氷を共に味わい、秋は 「 ふれあいまつり 」 で共に笑い、冬は餅つき大会で共に大はしゃぎし、季節の移り変わりをみんなで感じています。その他にも、子どもたち主催の喫茶クラブを毎月開催するなど、ご近所付き合いを楽しんでいます。


② 地域の防災拠点
「 愛知育児院 」 は八事学区と地域防災協定を結び、さらに名古屋市の福祉避難所にも指定されています。地下水を使用できるので、もしもの時に地域の皆さんに水ライフラインを提供できるように準備を進めています。年に一度、地域の皆さんと一緒に合同防災訓練を行って連携を強化しています。
地域交流スペース 「 ふれあいホール 」 は、地域とのふれあいイベントを開催したり、子育てに関するサークル・研修に活用したりすることが出来ます。


③ 人権を尊重する取り組み
子どもの権利擁護に関する取り組みの1つとして、「 ほっこりカード 」 を行っています。日々の出来事において見つけた、頑張った、嬉しかったエピソード、ありがとうと思ったエピソードなどを 「 ほっこりカード 」 に書いて投函してもらい、定期的に玄関ホールに掲示して、みんなで褒め合う機会としています。小さい子の可愛らしい言動に心がぽかぽかしたり、中高生の頼もしい成長に感動したり、 「 いのちの輝き 」 を実感できる貴重な機会です。

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