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取材第26回-1週目 児童養護施設 岡崎平和学園 [施設長]小笠原 寛さん

最適な環境づくりをして、子どもたちが「夢」や「目標」に挑戦することができる社会を

児童養護施設 岡崎平和学園 [施設長]小笠原 寛さん

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平成28 年、前施設長の上川清玄先生からバトンを引き継ぎ、今年で3 年目となりました。施設長となる前は、こちらの施設で児童指導員として子どもたちが日々、安心・安全に暮らしていけるように、日常生活に密着した支援を行っていました。子どもたちにとって身近な存在である現場職員としての11年の経験を生かし、施設長として、子どもたちや子どもたちを支える職員にとっても、風通しがよく、心地よく過ごせる環境を整えることを大切にしています。

私自身、他の職員たちのように、はじめから保育や児童福祉を目指して学んできたわけではありません。農業大学を卒業し、前職は市役所の農務課に勤めていました。そんな畑違いの私が児童福祉と出会ったきっかけは、ボランティアセンターで見た「子どもと遊べるボランティア」の募集で、岡崎平和学園としてもボランティアの受け入れを始めたばかりだったそうです。農業と児童福祉、一見全く違う世界のようですが、「育てる」という部分では共通点があります。植物を育てるためには、土を見て、空気を見て、その日の様子を見て接するように、
子どもを育てることも、その子の土台、家庭環境などの背景、そしてその子自身を見て接することが大切です。その子に合う環境づくりを常に考えながら、日々の成長を見守っていくことで、子どもたちが自分らしく成長する事をお手伝いする所が似ていると感じています。

ボランティアとして子どもたちと接していく中で、もっと子どもたちに関わっていきたい、支援していきたいとの思いが強くなり、親など周りの反対を押し切り、児童養護の世界へと入りました。職員になってみて感じたのは、やはり想像以上の苦労であり、それをうわまわる想像以上の楽しさ・やりがいでした。何と言っても、自分と関わった子どもたちが「育っていく姿」を側で見ていられる、「育った姿」に出会えるのが大きな魅力でしょう。

児童指導員時代は、グランドの横にある畑で子どもたちと一緒に農業をやっていた時期もあります。また、「農業をやりたい」と農業を志す子を送り出したこともあります。のちに、農業を生業にするその子に「なぜ農業を選んだの?」とお酒を酌み交わしながら聞いた時、「農業は人間の基本をなすものだから」と答えてくれた事があり、その子の成長をとても感じられて、印象に残っています。

このような子どもたちとの関わりが、自分自身を大きく成長させてくれました。子どもたちとの関わりが中心の児童指導員から施設長となった今、力を入れているのは、職員のフォロー&育成です。「スタッフが育てば、子どもも育つ」の思いを胸に、自身も職員も積極的に勉強会や研修会に参加しています。またこれまでの経験を生かした「施設長勉強会」も定期的に開催し、スタッフの学びの場、交流の場などコミュニケーションの機会を増やしています。
また、児童養護や施設についてご理解いただくために、積極的にさまざまな場所で「話をする」機会を作っています。私がそうだったように、児童福祉と全く接点がない生活をしている人たちに少しでも児童養護の現状を知ってほしい。
どんな背景を持つ子どもでも「夢」や「目標」に挑戦できるよう、施設はもちろん、
社会全体で支援できる世の中にしていきたいと考えています。

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※掲載されている情報は、2019年5月現在の情報となります。

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