2023/06/08
取材第32回-2週目 乳児院 ほだか[栄養士]伊藤紗英さん
子どもにとって、食事はとても大切。栄養士として子どもと関わる機会を増やしたい
6年前に当施設の調理員として働き始め、2年前からは栄養士として働いています。仕事のメインは献立を考えることです。加えて厨房で調理をしたり、施設で子どもたちの食事の様子を見守ったりもしています。施設内にあるキッチンを使い、子どもと接しながら調理をすることもあります。
子どもたちと接する時間はまだ少ないですが、行事の時にごはんを一緒に食べたり、時には食事の介助を行ったりして接点を持っています。施設内にあるキッチンで調理をする際には、子どもたちが手伝ってくれることもあり、中にはあだ名を覚えて呼んでくれる子もいます。子どもたちからは、保育士だけでなく栄養士や調理員もあだ名でも名前で呼ばれているんです。でも、中には人見知りの子もいるので、距離感を考えながら接しています。
子どもの頃の夢はパティシエでしたので、高校は家政科に進学。少しだけ勉強した栄養素がどんな働きをしているかがとても興味深く、もっと詳しく勉強したいと思い栄養士を目指して大学に進学しました。保育士になろうかと考えたこともあったくらい子どもが大好きだったので、栄養士として子どもと接することができるところで働こうと決めました。
栄養士を目指して勉強するうちに、乳幼児期の食事の大切さを実感し、一日を通してすべての食事にかかわることのできる乳児院で働くことにしました。就職するまで、乳児院や児童養護施設は暗い雰囲気の場所だと勘違いをしていました。実際に働いてみると単に情報を知る機会がなかっただけで、乳児院の子どもたちは、明るくてとても元気に生活をしていることがわかりました。
仕事では毎日のように、子どもたちがご飯を食べる様子を見ています。自分が作ったごはんを食べて、子どもたちが大きくなる過程を見守るのがやりがいです。働き始めた当初、まだミルクを飲んでいた子も、気づけばもう小学生になりました。感慨深いですね。離乳食を作った経験がほとんどなく、駆け出しの頃は四苦八苦していたのも今ではいい思い出です。
今後は子どもたちと関わる機会をもっと増やしていきたいです。子どもと関わる機会が増えれば、ひとりひとりの好き嫌いや食べる量もより詳しく把握できると思います。ひとりひとりにあわせた食事を出せるようにしたいですね。子どもにとって、栄養バランスのとれた食事はとても大切なことですからこれからも毎日見守っていきたいと思います。
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