2024/05/10
取材第37回-1週目 児童心理治療施設 中日青葉学園 わかば館[施設長]武弘 和通さん
子どもの成長と自己決定を促せるように、基本的な支援を。結果よりもプロセスを大切にし、強みを伸ばしていきます。

わかば館は2003年に新設された児童心理治療施設です。あおば館と同じ敷地内に併設され、おもに虐待の影響や発達障害などで生きづらさを抱える子どもたちが生活を送りながら、生きづらさの軽減や、生きづらさとの付き合い方を考えていく場所となっています。
若い頃、当時虚弱児施設だった中日青葉学園の実習生として1カ月間、住み込みで暮らしました。その後は県外にある精神障害の方の支援に携わる仕事をしていましたが、実家に帰省するたびに中日青葉学園でイベントの手伝いをしたり、子どもたちと遊んだりしていました。そのご縁や自分自身のライフスタイルの変化もあり、わかば館の新設を機に児童指導員兼事務員として働き始めました。
今では施設長となりましたが、子どもとの接し方は変えていません。しかし、今は目の前の子どもだけでなく、周囲にいる子どもや職員までよく観察しなければならないと感じています。なるべく職員が子どもとたくさん関われるよう意識しています。
わかば館では発達障害のある子も数多く暮らしています。施設は集団生活なので、どうしてもルールが必要です。一方で課題は人それぞれです。当施設ではグラウンドルールを最低限にして子どもたち一人ひとりの課題にあわせて個別にルールをつくっています。これは、私が施設長になってから実践している事です。弱点の克服よりも、子どもが、生きづらさとどうやって付き合っていくかを考えるようにしています。子どもにはわかば館に最適化された生活ではなく、ここで成功や失敗を重ね、巣立ってから地域社会のなかで、わかば館での経験を活かせるように様々なことにチャレンジしてほしいです。当施設での積み重ねた経験を活かして、大切な人生を歩み続けてほしいと願っています。
仕事の大変さは日々感じていますが、子どもが笑顔でいてくれていると嬉しいです。相手の感情を読み取る力の弱さや自己肯定感が低い特性を持つ子多いので、ジェスチャーも大きめで、ポジティブな声かけをしています。否定的な言葉はなるべくかけません。子どもにも職員にも「こうあるべき」と言わないように、決めつけてしまわないようにしています。
どのような形でも、当施設へのご支援はとても嬉しいです。特に、子どもと顔を合わせてねぎらいや励ましの声をかけていただけるのはありがたいです。職員以外の方々にも積極的に関わっていただけると、子どもと職員という2者間のケアの密接化を防げて助かります。子どもたちにも、感謝の気持ちの大切さを伝えられます。
必要な支援について、しいて言うなら、使わない晴れ着があればぜひ寄付していただきたいです。施設を巣立った子から、成人式に晴れ着を着ることができずさみしい思いをしたと聞きました。ボランティアの方に着付けやヘアメイクを手伝っていただき、施設を巣立った子が集まって成人を祝うような会を企画しています。もしタンスの中に眠っている晴れ着があれば、寄付していただけると嬉しいです。施設長としても、地域の方々や保育士・児童指導員を目指す学生さんにたくさん遊びに来ていただきたいと思っています。興味のある方はお気軽にご連絡ください。
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