2025/09/15
取材第45回-2週目 自立援助ホーム 陽和ハウスセカンド[児童指導員]石岡 太陽さん
自分の理想を実現しようとするのではなく、子どもの目線に立って支援を考える仕事。毎日が学びの連続!
心理支援について大学で学び、2025年4月から陽和ハウスセカンドで働き始めました。陽和ハウスでは現在9人の子どもが暮らしています。私が主に担当しているのはセカンドで暮らす3人の子どもたちですが、すぐに変化や問題に気づけるよう9人全員を見渡す意識を持っています。
日々の仕事のひとつに、子どもたちのご飯づくりがあります。私自身、まだ一人暮らし自体を始めたばかりで料理に慣れていません。これまでたくさん失敗しましたし、今も作るのに3時間ほどかかってしまいますが、周りが優しく見守ってくれるので良かったです。陽和ハウスには私と近い年代の子どもも暮らしているので、私の姿から、完璧でなくても「これでいいんだな」と思ってもらいたいです。
もともと、小さい頃は警察官になりたいと思っていました。犯罪と心理学が密接な関係にあると知り、心理学を学ぶために大学へ進学。ゼミを担当する教授は子どもの発達障害を専門に研究していました。障がいを持っている子どもが犯罪を起こす事も多いと学び、心理学の面からそのような子どもにアプローチしたいと考えるようになりました。周囲は心理士の資格を取得するために大学院へと進学する人が多かったですが、私は一度社会に出て現場を知りたいと思い、児童指導員として陽和ハウスで働き始めました。
地元を離れて陽和ハウスで働こうと決めたのは、陽和ハウスの方針や考え方が自分と似ていると感じたからです。就職活動について調べている時に「非行少年 支援」というキーワードでインターネット検索をしたら、一番に表示されたのがNPO法人陽和でした。施設の名前も私の名前と似ていて印象的でした。
9人の子どもと過ごす今の環境は、地元の青森県で2人のきょうだいや両親と一緒に暮らしていた頃と似ているのではないでしょうか。毎日がにぎやかです。だから、働きやすいと感じているのかもしれません。
働き始めてからの3カ月間はとても濃く、充実した時間でした。以前、事務室でひとり泣いてしまった事があります。子どもに対して過度な期待をしていたのか、なかなか自分の理想通りにならず壁にぶつかってしまったようです。理事長や他の職員からは、誰もが一度はぶつかる壁だとアドバイスをもらいました。今は子どもに理想を押し付けず、自分のペースで考えるのではなく相手のペースで向き合っていきたいと思っています。
正直、就職する前は学校に通って資格を取得することと現場で働くことを両立しようと考えていたこともあります。しかし今では、そのようなことは到底できないと考えます。子どもたちへの寄り添いは勤務時間だけでなく、24時間365日。山も谷もありますが、私は今の職場がとても好きです。子どもたちと一緒に私も毎日成長しています。
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