現状レポート

2024/05/20

取材第37回-2週目 児童心理治療施設 中日青葉学園 わかば館[児童指導員]永松 紗英さん

子どもの成長は大きなエネルギーです!子どもの目標達成に向け、広い視野を持って支援を続けていきます。

児童心理治療施設 中日青葉学園 わかば館[児童指導員]永松 紗英(ながまつ さえさん)さん

わかば館の指導員として、子どもたちの生活の中に入り、日常生活や目標達成を支援しています。2023年4月から働きはじめ、現在は中学1年生と小学4年生の子どもを担当しています。

大学時代は心理士を目指し、大学院進学も考えていました。その理由は、子どもによって考え方が違う事、その違いがどこから生まれるのかを知りたかったから。「死にたい」と考える子どももいれば、そうでない子どももいて、その違いが気になりました。そして高校生になって、周囲には困っていたり、辛い思いをしたりしていても、素直に言えない子が多い事を知りました。自分が心理士になって、子どもに手を差し伸べたいと思ったのが児童養護の現場で働こうと思ったきっかけです。

心理士ではなく児童指導員を志すようになったのは、実習で児童養護施設を訪れたときでした。心理士の仕事は非常勤が多く、毎日同じ子どもと関わるのは難しいのではないかと思いました。子どもの日常生活を、より近くで見守りたかったので、児童養護施設の児童指導員として働くことを決めました。

わかば館には生きづらさを抱えている子どもたちが多く暮らしています。ですが子どもには、障がいを持っているという事を考えず、ひとりの人として関わる事を大切にしています。その中で子どもの成長を感じられたり、できるようになった事を教えてもらったりすると、とても嬉しいです。自分の関わり方が間違っていなかったと感じられて、エネルギーになっています。

担当している子どもが、一時期「ここで暮らす理由がわからない」「学校にも通いたくない」とわかば館や学校から急に飛び出す日々が続いた事がありました。自分なりに頑張っても、なかなか家庭復帰が実現しない歯がゆさを感じていたのではないでしょうか。私にとっても不安な日々でした。私にできる寄り添い方や支援をひたすら考え、先輩方にも相談しながら何度も対話を重ねた結果、今ではそのような事はなくなりました。本人も自分なりに考え、自分のすべきことを理解できたからではないでしょうか。

今後は、それぞれの子どものゴールや目標を見据えた支援に一貫して取り組んでいきたいです。一人ひとりがわかば館で暮らす理由を踏まえつつ、目標達成に必要な事を整理し、子どもやご家族も一緒になり、チームとして取り組んでいけるようにしたいです。来年度からは、もっと視野を広く持って子どもと関わっていきたいですね。

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※掲載されている情報は、2024年3月現在の情報となります。

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