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2024/11/11

取材第41回-2週目 児童養護施設 光輝寮[保育士]大谷 恵里嘉 さん

たくさんの子どもと過ごす毎日が楽しい!たくさんほめて、成長を促していきたいと思います。

児童養護施設 光輝寮[保育士]大谷 恵里嘉 さん(おおたに えりか さん)


当施設では幅広い年齢の子どもが暮らしています。私は保育士として、主に幼児さんの生活支援を担当しています。
幼少期に保育園に通っていた楽しい思い出があり、保育士になるために短期大学に入学しました。社会的養護の授業を通して、児童養護施設では家庭的な環境の中で子どもたちが育っていくと知り、私も児童養護施設で働いて子どもたちの日常生活を応援したいと思うようになりました。当施設でボランティアをした時も、子どもから声をかけられたり、絵本の読み聞かせをしたりして、子どもから必要とされていると感じました。職員全員で協力しながら、全員の子どもを見守っていく体制が整っているのも魅力的でした。

年少期から担当している子どもがいるのですが、施設に来た頃には「やりたくない」「嫌だ」とネガティブな言葉が多く、癇癪(かんしゃく)を起こすこともありました。でもどんなことでも無理やりやらせるのではなく時間をおいたり、やる順序を変えたりして、その子にあったやり方や声かけを実践し続ける事で次第にその子も変化していきました。年長になった今では年下の子の面倒を見てくれますし、わからない事は大人に声をかけて解決するようになりました。成長を感じられてとても嬉しいです。子どもとの関わりの中では、特にほめる事を大切にしています。子どもの自信にもなり、成長を促せるのではないでしょうか。良いところをどんどん伸ばしていきたいです。

子どもが当施設を退所する時は、やはり寂しいです。いつでも頼ってほしいと思っています。自立した後の生活ぶりや悩みを聞いたり、当施設で過ごした思い出を振り返ったりしたいです。

今後は子どもたちにとって、当施設を安心できる場所にしたいです。そのためにも、なるべく笑顔で接し、日常生活の中でたくさん会話を重ねていきたいと思います。最初は児童養護施設で働く事に不安もありましたが、たくさんの子どもと過ごしていくうちに毎日が楽しいと思えるようになりました。おだやかで優しい子が多く、児童養護施設で働く前とのイメージが変わりました。大変な事も多いですが、子どもの成長を間近で感じられるのはこの仕事ならではです!

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※掲載されている情報は、2024年9月現在の情報となります。

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