現状レポート

2025/04/01

取材第44回-1週目 児童養護施設 名古屋文化キンダーホルト[保育士]小林舜祐 さん

初めて給与明細を見たときの、親への感謝が忘れられない。子ども達にも様々なことで感謝する気持ちを大切にしてほしい。

児童養護施設 名古屋文化キンダーホルト[保育士]小林舜祐(こばやししゅんすけ)さん

児童養護施設で働く事にしたのは、子どもと密に関われるという事と金銭的な面も大きな判断材料となりました。家庭を持つ私にとって、夜勤・宿直勤務の手当や賞与、福利厚生面での手厚さが魅力的でした。夜勤は大変ですが、子どもとは夜だからこそできるような、こみ入った話をできる時間になっています。仕事面では、長い期間、密に生活の部分から子どもに関われる事が魅力です。

2024年6月にキンダーホルトで働き始める前は、4年ほど他の施設で働いていました。大きな法人の運営する施設では、児童養護施設で長く働いていた職員が急にお年寄りを相手にする施設に異動するケースもめずらしくありません。子どもたちにとって、施設の職員は親代わりのような存在。信頼していた大人が異動で急にいなくなると、不安になるのではないかと感じていました。キンダーホルトは小規模施設のため異動などは無く、子どもたちと一緒に楽しく自由に過ごせます。仕事の面でも個々の裁量が大きく、直感的に働きやすそうだと思って転職しました。施設長もとてもエネルギッシュな人です!

仕事のやりがいは、自分のアドバイスがちゃんと子ども達に届いていると感じられた瞬間です。子どもがアドバイスをもとに行動を直したり、お礼を言ってくれたりすると、嬉しいです。支援には正解のない事ばかり。答えが分かるのは数年、数十年後という事が非常に多いですが、子ども達の将来を考えてアドバイスできるのはやりがいになっています。

仕事内容には、一般家庭で行うような家事もあります。仕事を通して家事のスキルを高めていって、いつか家庭に還元したいです。料理を担当する機会も多いですが、まだまだ慣れません。難しそうな料理は家で練習する事も。最近だと、炊き込みご飯はうまく作れましたが、春巻きはあまりうまく作れませんでした。まだまだ練習が必要ですね。子どもがおいしいと言ってくれたり、料理を手伝おうとしてくれたりすると嬉しいです。

児童養護施設の保育士として、自分ひとりでできる事は限られていると思います。周りをしっかりと頼って、試行錯誤しながら支援を考えていきたいです。周囲を頼れるのは、分からない事の多い1年目だからこそ。小規模という今の環境は自分に合っていますし、これからも働き続けていきたいです。

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※掲載されている情報は、2025年3月現在の情報となります。

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