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取材第28回-3週目 児童養護施設 梅ヶ丘学園 [里親支援専門相談員]井上 暁美(あけみ)さん

里親の皆さまとの交流は、私にとっても多くの学びとなっています。

児童養護施設 梅ヶ丘学園 [里親支援専門相談員]井上 暁美さん

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私はもともと福祉に興味を持っていたわけでなく、文学部を卒業後は中学・高校教諭として勤務、その後、保育士を経て、児童養護施設に就職しました。保育士として、子どもたちの日常をサポートする現場から離れ、今は里親支援専門相談員となり、今年で3 年目となります。

里親支援専門相談員というのは、その名前の通り、里親の皆さまを支援する役割であり、児童相談所と連携し、里親になっている方の相談業務や、里親の新規開拓をして里親希望の方の研修を行なっています。「実際に里親をやっている人」から「これからなりたいと考えている人」まで、日頃からコミュニケーションをとり、それぞれに必要な支援やサポートを行うのが役目です。西三河エリア(岡崎・西尾・一色・豊田など)を担当し、個別訪問を行なっているため、施設の外にいることの方が多いです。

施設の中で、子どもたちへの支援を中心に行なっていた時には、里親の皆さまと私たちとは別の世界だと思っていましたが、今の仕事を行なっていく中で、同じ児童養護を支える存在だと気づきました。これからの児童養護は、施設だけに偏らず、ファミリーホームや里親による支援を増やしていく必要があります。現在、愛知県の里親委託率は全体の17%に過ぎず、ここからまだまだ割合を上げていく必要があるとされています。しかしながら、これからいくら里親が増えたとしても児童養護施設はなくならないでしょうし、より専門的な支援が必要な子どもが増えていく可能性もあります。

里親の皆さまは、家庭=プライベートという場で児童養護を担う複雑かつデリケートな存在です。子どもを里親へ、もしくは児童養護施設から里親へ、と言いますが、実際にはそんなに簡単にいかず、子どもたちを支え育ていくには、チームとして機能する事が必要だと思います。もちろん、同じ立場である里親同士の繋がりも大切ですが、私のように異なる立場で子どもの支援を行なってきた人が入ることで、より支援の幅が広がります。私自身も、里親の方々との交流を通じ、日々勉強させていただいていると感じています。だからこそ、少しでもお互いに「話せてよかった」となっていけるように良い関係性を築いて行きたいです。

里親の方からのご相談の場合、すでに答えをご自身でお持ちの場合も少なくありません。しかしながら、話をすることで自分の思いや考えが整理でき、話すことで癒される事もあります。また、里親の方のレスパイトとして施設で子どもを預かったり、里親の元にいる子どもたちにも施設の行事に参加してもらえるように動いていきたいと考えています。
これから、時代が変化していく中で、里親を含め、児童養護施設の役割も多様化していくことが考えられます。例えば、施設においては、施設にいる子どもたちへの支援に加え、地域の子育て支援も求められていくでしょう。求められる、必要とされる支援が変わっていく中で、私自身がそれに応えていけるように、何事にもチャレンジする気持ちを持ち続け、いくつになっても学びを深めていきたいです。

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※掲載されている情報は、2019年7月現在の情報となります。

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