2024/11/01
取材第41回-1週目 児童養護施設 光輝寮[保育士]和田 伸 さん
いつまでも子どもとボールを追いかけ続けたい!職員の熱意を後押しし、サポートする体制が整っている施設です。
もともと子どもが好きで保育士を目指していましたが、専門学校在学中にアルバイトした和食店の仕事が楽しくて、卒業後は4年ほど寿司屋で修行しました。その後、回転寿司チェーン店で働いていた時、とある高校生のアルバイトの子と仲良くなりました。その子は昼によく出勤していたので、理由を聞くと「施設で暮らしていて、昼にアルバイトをして、夜に定時制高校に通っている」と教えてくれたんです。それを聞いて、私も在学中に「保育士の資格を活かすなら児童養護施設で働きたい」と考えていたのを思い出しました。その子の後押しもあり、転職を決意。私が面接を受けられるよう、施設長に働きかけてくれたのもその子です。
私が保育士を目指したのは、子どもが好きなだけでなく、いつか野球を教えられたらいいなと思っていたからです。高校までずっと野球をしていて、指導者になりたかったのですが、大学で教員免許を取得する事は難しい状況でした。小学生の頃、近所の保育園で働いていた保育士さんから野球を教わっていたのを思い出し、保育士になればいつか野球を教える機会があるのではと思ったんです。
その夢は意外な形で叶いました。現在、当施設のソフトボールチームの監督として、毎日のように子どもたちとソフトボールをしています。毎年9月に愛知県の養護施設が集まるソフトボール大会があり、2年連続優勝を果たしました。今年も優勝を目指して頑張っています。自分の大好きなスポーツで、子どもと関わる事ができるのはとても嬉しく、この仕事を始めてよかったなと思っています。時には卒園した子どもたちが会いに来てくれて、練習を手伝ってくれたり、差し入れをしてくれたりもします。
今では、児童養護施設でずっと働きたいと思っています。できれば50代を迎えても監督として、子どもとボールを追いかけていたい。仮に監督という立場でなくても、子どもとスポーツを続けていたいと思います。
当施設では約40人の子どもが暮らしていて、年齢もバラバラです。年齢に応じて支援の方法を考える難しさがある分、やりがいはとても大きいです。幼少期から自立するまで、長い目で見て信頼関係を築く事ができるのは児童養護施設の仕事ならでは。自立したときの事まで見据えて、自分ならではの、スポーツを通して行える支援を続けていきたいです。
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