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2024/11/21

取材第41回-3週目 児童養護施設 光輝寮[保育士]岡﨑 紗和 さん

子どもの成長はあっという間。1日1日を大切に、いつも笑顔で子どもと向き合っていきたいです。

児童養護施設 光輝寮[保育士]岡 紗和 さん(おかざき さわ さん)


約1年間の育児休暇を経て、職場復帰してから1カ月が経ちます。以前は宿直業務も行っていましたが、今は自分自身の子育てもあるため、日勤帯で子どもと関わったり、お昼ご飯の調理をしたり、経理補助をしたりしています。日勤帯となると、子どもと顔を合わせるのは朝や夕方だけです。平日は子どもたちが学校に行っていることがほとんどのため限られた時間の中で、いかに子どもと会話をしていくかを意識しています。そのため育児休暇前よりも一人ひとりとの時間を大切にしたいと思うようになりました。

児童養護施設で働こうと思ったのは、大学の授業がきっかけです。幼児期から高校生まで長い間、成長を見守る事ができることに魅力を感じました。学校のように何かを教えるのではなく、日常生活を通してともに時間を重ねていくような関わり方がしたかったんです。

子どもとの関わりをもっと大切にしようと思ったのは、働き始めて間もない頃の出来事がきっかけです。子どもに話しかけられたものの、すぐに「忙しいよね、やっぱりいいや!」と言われた事がありました。もしかしたら、何かのSOSサインだったのかもしれません。それから、忙しさを子どもに悟らせないよう、いつでも話しかけてもらえるような雰囲気を作りたいと思うようになりました。安心してもらえるように、子どもが遠慮せずに話しかけられる雰囲気づくりが大切だと思いました。子どもがいつでも「大切にされている」と感じてもらえるような関わり方を今も模索中です。

当施設を退所してからは会える機会が少なくなりますが、その子が毎日を元気に過ごしてくれたらそれだけで嬉しいですね。自立してからの生活は大変だと思いますが、悩みながらも一生懸命に生きてほしいです。そしていつの日か、お互い笑顔でまた会えたらいいですよね。

最後に、当施設に対して支援をしてくださっている皆様にお礼を言いたいです。私たちだけではなく、皆様のご理解とご支援があることで、支援の幅も広がり子どもたちにもたくさんの経験をさせてあげられます。これはとてもありがたいです。

当施設では、「あかるく・ただしく・なかよく」という方針のもと、子どもたちも職員も毎日過ごしています。それぞれ異なる問題を抱えていても、一生懸命毎日を過ごしていて、笑顔いっぱいの場所だと伝えたいです。支援がうまくいかない事も時にはありますが、これは児童養護施設で働く魅力だと思います。困難を乗り越えたからこそ見える景色、やりがいや楽しさがあると思うので、これからもこの仕事を続けていきたいです!育休から戻って来れて、この施設で働いていられることに感謝しています。

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※掲載されている情報は、2024年9月現在の情報となります。

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