お喜びの声

2016/07/04

児童養護施設 風の色様の取材に行ってきました。

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6月23日、朝からの雨も上がり、おひさまが顔を出す中、東浦町にある児童養護施設「風の色」に、児童福祉の架け橋の施設レポートの取材にお邪魔してきました。kazenoiro003_IMG_5367

最初に、主幹の四方優介様(写真)と都築施設長に施設の中をご案内頂きました。高台にあるため、窓からとても爽やかな風が通り抜けました。風の色という施設名がぴったりだなと感じました。施設内は、とても整理、整頓がされていました。

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共有スペース(写真)だけでなく、各自のお部屋に関しても整理整頓が行われていて、子どもたちはベットメイキングまで自分たちで行うというお話を聞いてビックリしました。施設では子どもたちの年齢や個々の発達に合わせて、どのような体験をさせてあげるべきかカリキュラムが決まっているといいます。起こる出来事に関しても、マニュアル化する事で、1年目の人でも10年目の人でも同じ対応を子どもたちにできるといいます。もともと立ち上げ時に、児童養護施設の経験者がほとんどいなかったという事で、情報共有を徹底された結果がこのマニュアル作りになったのかなと感じました。もちろんマニュアル通りに行なって不具合が出た時はとマニュアル自体を改善し、より完璧なマニュアルに近づくよう常に見直しているそうです。児童養護としてはめずらしくISOを取得していたり、ヨーロッパ発祥の教育法であるモンテッソーリ教育(写真:棚に収納されている教具)を取り入れていたり、様々な手法が取り入れられているところが特徴的でした。

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マニュアル化というと、人と人が行う事なので、合わないのではと思っていましたが、取材を通して皆さまから聞いたお話を考えるとマニュアル化というより基礎となるルールの見える化という表現が正しいのではと感じました。ルールの見える化によりスタッフ自身の失敗を減らし、少しでも理不尽な思いを子どもたちがしないようにという心づかいが風の色の皆さまのお話から伝わってきました。

今回の取材レポートは、9月1日より順次公開して行きたいと思いますので、楽しみにお待ちください。取材は、都築施設長と個別対応職員の岡崎旦様、心理療法担当職員の梅村優様の3名からお話を伺いましたのでご紹介します。

児童福祉の架け橋.JP 事務局

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