2024/07/15
取材第38回-3週目 児童養護施設 クローバーライト [児童指導員]佐藤 友美さん
社会人経験での学びと先輩から教えていただいた子どもたちへの支援の形を後輩にも受け継いでいきたい。
現在は女子ユニットのリーダーとして、幼児から高校生まで5人の子どもを担当しています。クローバーライトの前身である八波寮のときから働いていて、今年で11年目を迎えました。当初は大舎制で、職員も少ないなかで何十人もの子どもを担当していました。子どもがどこにいるのか、何をしているのか把握できない事もありましたが、現在の小規模グループケアに移ってからは子どもへのフォローが手厚くできていると思います。子どもとの距離が近くなりましたね。建物も新しくなり、環境面がかなり改善されたのではないでしょうか。働き始めた頃は対応に困るようなトラブルも頻繁に起こっていて、子どもとの関係の構築の難しさを感じていましたが、今は何が起こっても冷静に対応できるようになったと思います。子どもとの関係の構築には、一緒に過ごす時間の積み重ねが大切ではないでしょうか。
八波寮で働き始める前は、コールセンターで働いていました。もともと福祉系の大学で勉強をしていて、福祉の仕事をしたい気持ちはありましたが、まずは社会人として一般的な会社で働いて精神面を鍛えておこうと思ったからです。地元の愛知県に戻って働こうと考えていたタイミングで、ちょうど八波寮の求人を見つけ、働くことを決めました。
この仕事は、子どもの成長期という大切な時間を一緒に過ごせるのがやりがいだと思います。おねしょをしなかった、学校へ行けるようになった、ありがとうを言えるようになった。そのような小さな積み重ねにやりがいを感じます。また、退所した子どもと「佐藤さんがいたからここまで成長できた」「佐藤さんとこんなケンカをしたよね」と昔の事を語れる関係性を築けていて、とても嬉しく思います。退所してからも、いつでも帰ってこられるようにしたいですね。
今後は10年以上働いてきた経験や知識を、若手職員に伝えていって、いかに子どもたちに還元していくことができるかが私の役目だと思っています。働き始めた頃、私も幾度となく先輩職員に助けられました。私も若手の職員に対してそうでありたいです。そして、私も職員も子どもたちにとっても、みんなが楽しい場所にしていきたいです。
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