2024/08/08
取材第39回-2週目 自立援助ホーム バードハウス[指導員]石黒 満貴さん
子どもとのコミュニケーションを楽しみながら、目の前の事を一生懸命にやっていきたいです。
私は長い間、知的障がい者の支援施設で働いていました。子どもから70代までの人が暮らしていて、職員も100人ぐらいいる大規模な施設です。大規模ゆえに細部まで目が届かず、業務も分担してこなしていました。
ある日、地元のフリーペーパーで当ホームについて目にしました。小牧市にこのような施設があるとは知らず、驚くとともに興味を持ちました。子どもも好きでしたし、自分の目の行き届くような小規模な施設で働いてみたいという思いがあったからです。自分で務まるのか不安があったため、まずは電話で詳細を聞き、ボランティアとして関わり始めました。現在は職員として、子どもの暮らしを支援する仕事全般を担当しています。フードバンクから受け取った食材の整理や片づけ、掃除や買い物、日報や出納帳の記入、食事づくりなど仕事内容は幅広いです。
自分から声をかけたり行動をしたりしても、子どもが心を閉ざしてしまうとなかなか受け入れてもらえない。当初は子どもとの関わり方に難しさを感じていました。今は挨拶をすれば返事が返ってくるようになりました。特に会話がはずんだり、プライベートな事を話してくれたりすると、心を開いてもらえたと感じられて嬉しいです。職員としてというよりも、信頼関係や絆をつくる感覚で接しています。コミュニケーションを楽しめています。いつか、母親と息子のような関係が構築できたらいいですね。
子どもたちの食事をつくることも仕事のひとつです。家庭では食事に時間や労力をかけないようにしていたのですが、仕事でつくるようになってからは楽しくなってきました。一つだけ、ホーム長に無理を言って、やらして頂いていることがあります。それは私の料理当番の時だけは、一声かけてくれれば、食器は洗わなくてもいいと言う事。自立のために自分で食器を洗うことも大切ですが、誰かに頼ることができるコミュニケーション能力をつけるのも大切な事だと思います
以前の職場では、半年ごとに目標を作って丁寧に振り返っていました。今は何かあれば、その場でホーム長と話し合って解決できる事が多いので、特に目標を立てる必要はないと感じ始めています。しいて言うなら、高みを目指すのではなく、目の前の事を一生懸命にコツコツとやっていきたいです。個人的にホーム長の人柄を尊敬していて、日々勉強になっています。方向性をしっかりと持ち、将来を見据えて運営しているので働いていても安心感があります!
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